2014年09月27日

捏造社会・・・

某新聞社が、長年にわたり繰り返し掲載してきた記事が、実は誤報であったという事件がありましたね。
おかしいということは随分以前より他の新聞社や有識者が主張していましたが、当該新聞社は自説を曲げることなく報道し続けてきました。
今、ここに誤報であったと自ら暴露した訳ですが、この一連の記事により我が国が被った不利益はあまりにも大きすぎました。
本件についても書きたいことは沢山ありますが、いろんな方が記されておりますし、ほぼ重複となりますのでここでは割愛します。

しかし、世の中で捏造され、その結果我が国が不利益を被っているのは 従軍慰安婦の強制連行 問題だけではありません。
それらの捏造について、いくつか紹介しておきたいと思います。

これから掲げる3つの例は、比較的身近に起こり得る、若しくは遭遇し得る事態であり、またこれらの捏造により行政から補助金が支払われているという共通項があります。
行政から補助金が支払われるといっても、行政が不正行為を助長している訳ではなく、制度上の欠陥を悪用する人たちがいて、結果として申請された補助金を支払わざるを得ないという状況です。そして、言うまでもないことですがその補助金は私たちの税金で賄われている訳です。


さて、まずはこのブログでも 「在日特権」 として以前にも紹介しました。

2014/01/26
在日特権
まずはこちらの漫画をご覧ください。

「だから在日外国人は悪い」 とはいいません。
でも、こういった制度を(この漫画のように)悪用する人や悪用させる人がいるのは事実です。
こういった事実があるということは…


在日の外国人の方がみんな悪いわけでないのは当然ですし、百も承知です。
しかし、中にはこのブログ記事の様に、本国の家族全部を扶養家族として、不当に課税を逃れている人たちがいるのも事実の様です。
そして何よりも、そういったことを助言して実行させる人たちが存在するというのが大きな問題です。


次は、先日友人の代議士の政治活動報告会で取り上げられていましたが 「生活保護」 の不正受給です。
なんと、驚くことに生活保護を受けている人が、働いて収入を得ようとすると生活保護が無くなってしまうため働かないという事例があるそうです。ちなみに、その時の報告会で挙がっていた生活保護受給者の最高額は私の年収を軽く超えていました。
働かなくてそれだけの生活保護費が支払われ、働きに出るとそれが無くなってしまうという仕組みは問題ですね。
働きたいけど働けない人には必要だと思いますが、働けるのに働かない人には受給すべきではないと思うのです。
そういえば、例の捏造記事を載せていた新聞には記事が出ていましたね。
(例によって削除対策の転載付きです)
2013/3/ 7 19:48
月29万円の生活保護では、2人の子どもに劣等感を持たせずに育てるのは難しい――。こう訴える大阪府在住の母親(41)を紹介した朝日新聞大阪版の記事に、疑問の声が相次いでいる。
この記事は、「貧困となりあわせ」と題して2013年3月6日付朝刊の生活面に大きく掲載された。

習い事などに4万円、被服費に2万円…
それによると、母親は2012年7月に夫と離婚し、中2の長女(14)、小5の長男(11)と3人で借家に暮らしている。しかし、養育費はもらっておらず、長女が不登校ぎみで、なかなか働きに出られないという。
生活保護は、司法書士の勧めで月に29万円ほどを受給するようになった。このうち、家賃5万4000円を除いた額で毎月やりくりをしている。
12年12月の家計簿を見ると、習い事などの娯楽費に4万円を使っているのが目立つ。長女は体操、長男は野球を習っており、月謝や道具、ユニホーム代、遠征交通費などに消えているそうだ。
また、被服費が2万円、交際費が1万1000円の出費がある。携帯電話代は2万6000円とかさんだが、これは子どもの携帯解約による違約金や自分の働き先探しにかかったと説明した。ただ、別に固定電話代2000円も支払っている。
習い事をさせるため食費は1日1500円以下に切り詰め、月に4万3000円に留めている。ただ、おやつ代7000円は別にねん出した。
それでも、1万5380円が手元に残った。これは、毎月1~3万円を長女の高校進学に備えて貯めているためだそうだ。
母親は、外食を止め、冷暖房は3人で一部屋を使うなど節約していると説明する。ただ、2人の子どもを塾に通わせられず、参考書もたまに買ってあげられる程度で、このまま保護基準が引き下げられたら、自分の食費を減らすしかないと訴えている。

「高給取り」朝日記者は、疑問持たず?
生活保護受給について、この母親は負い目も感じているようだが、ネット上では、生活保護を多くもらいすぎているとの声が噴出している。
「携帯と娯楽習い事は半分以下にできるだろ 交際費って何?飲み代?w」
「季節の変わり目はわかるけど、毎月2万円も衣装必要なの」
「残り1万5000って1万5000は下げてもいいですよってことじゃねーの?」
こんな書き込みが相次ぎ、習い事などに何万円も使えるようなら働く気持ちもなくなるとの指摘が出た。母親のケースを「貧困」と位置づけている朝日新聞に対しても、記者は高給取り過ぎて、もらいすぎ、使いすぎにも気づかないのかといった批判があった。
大阪府の社会援護課では、母子加算2万5100円も付くので、生活保護が30万円近くになることもありうると認めた。しかし、習い事などへの出費が高すぎるかといったことについては、「こちらでお答えできるものではありません」と話すのみだった。携帯電話と固定電話の両方を持つことに制限はなく、家電製品破損などに備えて保護費を貯めるのも問題ないとしている。
一方、厚労省の保護課は、使い道はあくまでも個人の考えだとしながらも、習い事などの度が過ぎていれば、ケースワーカーなどが指導することもありえると指摘した。それは、食費などが優先されることになっているからだという。
保護基準の引き下げは、2013年8月1日から3年かけて段階的に行いたいとしており、この母親のケースなら、第1段階で3000円ほどの減額になる見込みだとした。最終段階では8000円ほどの減額になるが、保護課では、「母親が働いていれば、いずれも減額にならない見込みです。それは、自立促進のため、同時に勤労控除の導入を考えているからです」と話している。
ちなみにこの時の報告では保護を受けている方で最低額は0円(保護費=入院費で手元には1円も残らない)だそうです。


3番目は DV被害 と 女性による子供の連れ去り です。
全国の都道府県にはシェルターなどと呼ばれる施設や女性相談所があるわけですが、そこに 「夫からDV(家庭内暴力)を受けている」 と訴えれば、事実確認もなく保護が行われています。
勿論、こういった制度が必要なほど深刻なDV被害に遭っている女性もいると思います。しかしこの仕組みを悪用する人が今問題になっています。
特に女性が子供の親権を確保するためにDV被害を装い、子供を連れて逃げるという事例があります。親権についてはいわゆる 「連れ去り勝ち」 な部分があり、その連れ去りを正当化するためにDV被害を装うということです。そしてそういった助言をする弁護士や女性問題相談機関も存在するそうです。
これらについては、詳しくはこちらのリンク先に記されていますが、中にはちょっとした喧嘩が原因で飛び出したものの相談先の人にうまく言いくるめられて望みもしない離婚をしてしまったケースもあるようです。
このDV法の恐ろしいところは、とにかく申告した女性の主張を一方的に鵜呑みにするという点です。
つまり、夫になんの落ち度もなくとも、妻がDVを受けていると子供を連れて申告してしまえば、確実に男性が悪者になり父子は引き離され、離婚に追い込まれ、ともすれば慰謝料や養育費が請求されるという事態が容易に発生するということです。
さて、お金の問題についてですが、各都道府県で 「配偶者からの暴力の被害者の保護に関する証明書」 といったものが発効されるそうです。今、書きましたように、この証明書は警察ではなく、行政が発効します。勿論、事実確認もなくです。しかも電話1本で発行されることもあるようです。まぁ、なんて便利な世の中!!
この証明書が発効されるとどうなるかと言いますと、健康保険の脱退や加入のほかに、国民年金の特例免除制度などに利用されることがあるそうです。



あまりまとまりのない記事となってしまいましたが、これら3つの事例について強く主張しておきたいのは、こういったことに関わり助言をするという活動を行っている人たちが存在しているということです。
そしてその存在は、これらの活動を主としてビジネスとして行っているということです。
あなたのすぐ身近にも、この3つの何れかに当てはまる出来事が行われているかもしれません。
  


2014年09月22日

日本語は融通無碍(ゆうづうむげ)

タイトルの「融通無碍(ゆうずうむげ)」が解らない・・・。
そういうお声もあるかもしれません。

ゆうずう-むげ【融通無碍】
[名・形動]考え方や行動にとらわれるところがなく、自由であること。また、そのさま。「―な(の)考え」「―に対処する」
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/224315/m0u/


さて、こんな画像をFacebookに友人がUPしていました。(右写真)
広島の土産物屋で薦められて購入したものだそうで、牡蠣のオイル漬けだそうです。
ラベルには 「花瑠&花星」 と記されて、その下に仮名で 「おいる&おいすたー」 と書かれています。

瑠は、瑠璃(るり)などと用いる文字ですので、もともと ”る” と読めます。
星はその意味から、英語のstar(スター)と掛けて読ませたのもわかります。
問題は ”花” という文字を ”おい” と読ませられるのかということなんですが・・・

花魁!そう 「おいらん」 からとったのであろうと辿り着きました。
もっとも 花魁 と書いて おいらん と読むのであって、花=おい、魁=らん ではないのですが・・・。


実はこの日、別の友人は 鰹料理の写真を載せて 「かつお」 なんだろうか 「かつを」 なんだろうか、と書いていました。

本来の日本語表記では 「かつを」 ということになりますが、現代仮名遣いでは 「かつお」 です。

なんで、こんなことになっているかと言いますと、戦後の占領政策に原因があります。
占領軍は日本語の解体も計画したようで、最終的には表音式仮名遣い(つまり ひらがな か カタカナ 場合によっては ローマ字)へ移行させることを考えていたようです。
その準備段階として、それまでの仮名遣いを廃止し、現代かなづかいを行うようにします。

昭和21年11月16日の内閣訓令第8号で、国語表記は現代語音にもとづいて整理するように定めます。
そのことにより教育の負担が軽くなり、国民の生活能率を上げ、文化水準を高めることができると説いています。
つまり、耳に聞こえる音の通りに文字を書き記すことにしたわけです。
それまでに使われていた仮名遣いは 「歴史的仮名遣い」 と呼ばれるようになって行きます。

具体的にいうと、
 けふ → きょう 、 てふてふ → ちょうちょう
などといったぐあいです。この時に、「かつを」 も 「かつお」 と改まったという訳ですね。
ただ例外として、「私は」 とか 「この本を」 といった助詞だけは例外として、音通りに 「私わ」 とか 「この本お」 という表記にしなかったのです。
そうそう、冒頭に記した 融通無碍 も 本来仮名で書くと ゆうづうむげ となるはずなのですが、ゆうずうむげ で良いことになっています。
”じ” と ”ぢ” や ”ず” と ”づ” は音が同じですが、本来はきちっと使い分けていましたが、いまは 音を充てるので・・・。
だから、鼻血 は はなじ でも はなぢ でも良いことになります。でも はなじ では 鼻血 に変換してくれませんでした。ゆうずうむげ は 融通無碍 に変換してくれるのに・・・(ちなみに ゆうづうむげ でも変換しました。)

現代かなづかい とあわせて 当用漢字表の実施 というのが行われます。
今は 当用漢字 という区別が無くなりましたが、私たちが子供のころはありました。
当用漢字 の意味は 当面用いてよい漢字 ということです。つまり最終的には漢字を排除しようという意図で生まれた訳です。

いうまでもなく占領軍は表意文字を持ちません。日本もアルファベットのような表音文字だけを用いる文化に改変しようとしたいたのでしょう。
ですから、日本が主権を回復した時に国語表記も元に戻せば良かったのでしょうが、いかんせん歴史的仮名遣いに比べると、現代かなづかいはわかり易く、また漢字も簡略されたため読みやすくなったとも言われます。
一節では、新聞など印刷物に使用するインクの量が大幅に節約できるようになるため、また漢字の画数が減るため文字が見やすくなるため、出版業界が現代かなづかいを大いに後押ししたとも言われます。

そして、ご丁寧にも昭和61年7月1日には 現代かなづかい を廃止して、新たに 現代仮名遣い を第2次中曽根内閣が定めます。
しかしその基本的な方針(現代語の音韻に従って書き表す事)は変わりありません。
靖國神社への首相参拝の件でもそうですが、どうしてこの人は余計なことをするのでしょう・・・。

ちなみに、当用漢字の方は、昭和56年にこれらを基にした 常用漢字 に改められました。
但し、当用漢字はもともと漢字使用の制限(つまり当用漢字以外の漢字は使用しないのが望ましい)として定められましたが、常用漢字は 法令、公文書、新聞、雑誌、放送等、一般の社会生活で用いる場合の漢字の目安 とされています。

という訳で、本来の日本語としては 歴史的仮名遣いということなりますが、戦後は教育されていないため正しく用いることができる人は少なくなっています。
かくいう私も正しく歴史的仮名遣いができるかというと、できません・・・。勉強します。

尚、新聞などは 現代仮名遣い と 常用漢字 で書き記すのが ”常識” なのでしょうが、歴史的仮名遣いで発刊されている ”非常識” な新聞が現在も存在しています。
神社界の業界新聞ともいえる 「神社新報」 がそれです。純然たる業界紙という訳でもありませんので、一般の方でも購読は可能です。毎週月曜日発刊の週刊新聞です。

さて、冒頭から話が随分とズレてしまいましたが、日本語というのは表意文字(漢字)と表音文字(ひらがな・カタカナ)を用い、さらにはアルファベットやローマ字も取り混ぜて記載ができます。そして縦書きでも横書きでも書き記すことができます。
それ故に、星をスターと読ませることもできるのですね。さすがに花魁を分解して読ませたのには驚きましたが。
  


2014年09月17日

Shinoさん



NHK和歌山のニュース番組「あすのWA!」のコーナー「わびたび」の収録がありました。
レポーターとして神社に来たのはポップロックバンド「Shino+」のボーカルとして活動中のShinoさん。
昨年の茅輪祭では奉納舞台でミニライブをしてくれました。
番組は9月22日に放送されます。
http://www.nhk.or.jp/wakayama/asunowa/wabitabi/1409_03.html  


Posted by 木霊 at 23:59Comments(0)著名人の参拝

2014年09月11日

島根のお酒(李白・七冠馬)

和歌山憲法研究会の合宿が9月6~7日に行われました。
合宿地は出雲地方ということで、食事には地酒を注文して料理に舌鼓を打ちました。
写真があるのはこの2種類のお酒。

【李白】



【七冠馬】



李白や七冠馬と島根県がどういう関係にあるのかはわかりませんが、いずれもおいしいお酒でした。  

Posted by 木霊 at 14:56Comments(0)お酒

2014年09月08日

厄年に子供が生まれた場合

『諸國風俗問状答』 という書物があります。
昭和17年に刊行されていますが、文化10年ころに編纂に取り掛かった 「諸國風俗問状答」 を活字化したもののようです。

この書物の中に 「和歌山風俗記」 というのがありますが、そこには厄年についてこんなことが書かれています。

一、男四十一歳に男兒出生して、四十二歳の歳になれば、四十二の二つ子といみきらひて産れし時、他人の子になすとて捨子として、他人の方へ拾いもらふやう使し置、禮物の酒肴などおくりてもらひ戻す事なり。・・・(中略)・・・男四十二の年(ママ)に二歳なる子にても、女子なれば、却つてよしとの云ひならはせなり。


つまり、男性が41歳の時に男の子が生まれると、「42の2つ子」といって縁起が悪いとされ、一旦(形式的に)捨て子にして他人の子とするのが良い。拾ってもらう人にはお礼をして子供を返してもらう。男性42歳の時に2歳の子供がいてもそれが女の子であれば良いことだととも云われる。

という意味でしょうか。尚、江戸時代に記されたものですから、ここで記されている年齢は全て数え年です。
42歳というのは男性の本厄(大厄)です。新生児は数え年では1歳ですから、父親が41歳で生まれた子は、翌年2歳になります。
つまり42歳の父親に2歳の子供となるわけです。

厄年に生まれた子に災難がないようにと、形式的に捨て子にする習慣はいろんな形で全国にあるようです。
私が知っているのは、出産する母親が厄年の場合というものです。
同じように、拾ってくれる人を予めお願いして、その家の玄関に置いて捨て子にし、その後返してもらうという風習でした。

「和歌山風俗記」ですから、和歌山の風習としては父親が本厄で、その子供が男の子で2歳というのは災難になるということでしょうか。
ですから、生まれたときに一旦捨て子にして他人の子として、他人の子を引き取ることで自分の子ではないという形にするのでしょう。

現在、和歌山でこの習慣に従っている方っているのでしょうか・・・。  


Posted by 木霊 at 12:03Comments(0)伝統・文化

2014年09月06日

戦後改竄された童謡

以前にこのブログで童謡について取り上げたことがあります。

童謡から学ぶ正しい日本語

この記事では童謡の歌詞が書き換えられた例として、日本語自体が変容したことによるものと、時代(社会情勢)の変化によるものを取り上げました。

今回は後者(社会情勢の変化)によって書き換えられたものについてもう少し触れたいと思います。

前回は 戦前 「兵隊さんの汽車」 という題名で子供たちに人気があった童謡が、戦後はメロディーはそのままに歌詞を書き換え 「汽車ぽっぽ」 として歌われるようになった曲を紹介しました。
詳しくは 「童謡から学ぶ正しい日本語」 をご覧ください。

今回は、遠藤富貴子さんという方が記されていた記事から転載して、他にも戦後歌詞が変えられてしまった曲を紹介します。

村祭り

我は海の子

蛍の光

蝶々

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2014年09月05日

女性閣僚

第2次安倍晋三内閣が9月3日に内閣改造を行いました。
発足から改造せず同一閣僚で政権を維持してきた内閣は戦後最長(617日)だそうで、戦前も含めても(つまりわが国史上)2番目の長さだそうです。(最長は第2次山形有朋内閣の711日)

今回の内閣改造にいろいろと意見はあるようですが、大きな特徴の1つは女性閣僚の多さですね。
5名の女性閣僚は第1次小泉内閣と同数で史上最多だそうです。
個人的には、神道政治連盟推薦候補である山谷えり子参議院議員、有村治子参議院議員の両議院が入閣したのはうれしいことです。
勿論、地元であり和歌山県神社総代会会長の世耕弘成参議院議員が内閣官房副長官に留任したことも忘れてはなりません。

ところで、巷では数年前より男女平等だとして女性管理職が少ないのはおかしいという風潮がありました。
マスメディアの中にはこれらを煽る様相もありました。
管理職の内何名(または何%)を女性枠にするべきだという意見を述べられる方もあったと思います。
私個人としては、もちろん能力のある女性は然るべき役職に就くべきだと思っていますが、上記のような枠をつくるやり方には全く賛同できません。

少し話が横道にそれましたが、今回の女性議員の入閣についての報道を見ていて少し「あれっ?」と思うことがありました。
つまり、報道の中には必ずしも女性の入閣を歓迎していない風潮が強く感じたからです。

あるテレビ局では、街頭インタビューで
 ・女性閣僚が多いのはイメージづくりの人気取りだ
 ・ちゃんと仕事をしてくれるのか疑問
 ・子育てと両立できるのか
という意見を流していました。
これって、確か女性管理職の増やせと報道しているときには全てこれらに反論するコメンテーターを準備していたと思うのですが・・・。

街頭インタビューの様子を2~3名映像で流すことが多いですが、これって必ずしも全体意見の反映ではないですよね。
テレビ局的には市民の声として報道しているつもりなんでしょうが、結局のところどんな意見を流すかは編集側で選択するわけで・・・。
仮に3名の映像を流すとして、その3名が代表する意見がそれぞれ30%程度づつの意見であればある程度納得しますが、実は極少数意見の映像を流す場合もあると思います。しかし視聴者はその意見が少数意見だとは捉えませんよね。
このあたりがマスコミ報道の巧みなところかなと・・・。

女性閣僚云々とは少しずれますが

 ・閣僚の顔ぶれがあまり変わらなかった
という意見もありました。
18名中12名が交替したのにあまり変わらなかったのでしょうか?

 ・同じ人が長くやりすぎるのは良くない
という意見もありました。コロコロ変わる大臣の方が良いのでしょうか?第1次安倍内閣以後、猫の目のように変わった首相のあの時代が良かったということなんですかね?

マスメディアが世論を反映させて報道するのは必要なことだと思いますが、適度にバランスを持って行うことも必要ではないでしょうか?


入閣した5名の女性閣僚には、そういう厳しい声もあるようですが、どうかしっかりとご活躍頂いてはねのけてもらいたいものです。
あっ、もちろん男性閣僚にしっかりと仕事をしていただくのはいうまでもありません(笑  

2014年09月05日

デング熱

報道され始めた当初は テング(天狗)熱だと思っていました(恥
天狗のように顔が真っ赤になるのかなとか・・・。

それはさておき、デング熱ウィルスを持った蚊が生息しているということで、東京の代々木公園が閉鎖になりましたね。
デング熱は蚊を媒介として感染するそうですが、蚊はデング熱の影響を受けないそうです。
デング熱に感染した人間の血を吸うことで蚊の体内にデング熱ウィルスが入り込み、蚊の体内で繁殖するそうです。
そして蚊の唾液腺までウィルスが廻ってくると、別の人間の血を吸うときにデング熱ウィルスがその人間の体内に送り込まれ感染するという仕組みだそうです。

ウィルス感染した蚊が卵を産んだ場合、その幼虫がデング熱ウィルスを持っているのかは報道されないので判りません。
ウィルスのキャリアとなっている蚊の寿命は30~40日だそうです。

公園が閉鎖された経緯としては、園内の蚊の駆除を行ったが、その後園内のの蚊を捕獲してウィルス検査を行ったところ陽性の蚊が確認されたという実情があるようです。
ところでこの蚊を捕獲する様子がテレビなどで放送されていましたが、長袖長ズボンに軍手、首にはタオルを巻いていましたが顔はそのまま外に出ている状態でした。
捕虫網にはたくさんの蚊が捕獲されており、あの状態で(顔が)蚊に刺されるかもしれないという心配はなかったのだろうかと疑問を感じました。
事実、代々木公園に近いNHKでは、デングウィルスに感染した職員がいるという報道もありました。
また別のニュースでは、長袖長ズボンの上からでも蚊に刺されたという取材陣の話もありました。

危険だと報道する一方で、調査側や報道側がそこまで危機感を持っていないようにも見受けられ、なんかちょっとギャップを感じるのです。

いずれにしても、早く収束することを祈ります。  続きを読む

2014年09月03日

食事

食事というのは本当に大切です。
私は学生の頃、遅刻をしてでも朝食を食べる人でした。いや、今も基本的にそのスタンスです。
(遅刻を肯定している訳も、正当化している訳でもありません)

最近は、朝食を食べない子は集中力がないとか、いろいろ言われていますね。
学校給食のあり方なども見直されています。
また、社員食堂に力を入れる企業も増えていますね。

そんな食事について、興味深い記事を2点紹介しておきます。


明治期までの日本人の体力と食事

学校給食を変えたら子供が変わった!


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2014年09月02日

捕鯨 (太地町でイルカの追い込み漁解禁)

9月1日にイルカの追い込み漁が解禁されました。
イルカの追い込み漁は日本では和歌山県太地町で唯一行われている漁法ですが、特別な道具を用いることがないため初期捕鯨時代から行われていると考えられる漁法で、世界では数か所でも行われているとされています。

イルカ追い込み漁という名称ですが、イルカは鯨類に属し生物分類上はイルカとクジラに差はないそうです。大雑把にいうならば小型のクジラを捕獲する漁法と言え、捕鯨の一部にあたります。

前置きが長くなりましたが、この追い込み漁の解禁に際し、反捕鯨団体が日本に集まっているようです。
9月1日付朝日新聞デジタルの記事へリンク及び削除対策の転載をしておきます。


イルカ追い込み漁解禁 反捕鯨団体集結 和歌山・太地
朝日新聞デジタル 9月1日(月)18時14分配信

 古式捕鯨発祥の地として知られる和歌山県太地町で1日、国内唯一のイルカ追い込み漁が解禁された。初日は荒波で漁を見合わせたが、港の周辺には海外の反捕鯨団体メンバーが集結。町の漁は対象外だが、国際司法裁判所は3月に南極海での調査捕鯨中止を命じた。影響を懸念する県警は異例の警戒態勢を敷く。

【写真】警察官が警戒するなか、港に大きな旗を立ててイルカ漁に反対する団体のメンバーが集まった=1日午前5時14分、和歌山県太地町

 太陽が東の空を照らし始めた午前5時すぎ。太地港の漁船の前に、反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)のメンバーら約20人が集まってきた。漁に反対するメッセージ入りのTシャツを着て、携帯電話のカメラなどで漁船を撮影し、フェイスブックやツイッターで発信。1時間近く、港の周辺を歩き回った。さらに昼前には、SSとは別の団体の約30人も姿をみせた。

 周囲には不測の事態に備えて警察官約70人が立つ。県警は24時間態勢で町内をパトロール。来年4月末までの漁期にあわせ、イルカを追い込む湾のそばに春までの臨時の交番も設けた。県警や第5管区海上保安本部は先月22日、反捕鯨団体とのトラブルに備えた訓練を実施。水産庁長官や警察庁公安課長も視察した。



国際的には反捕鯨を支持する風潮が強いようですが、反捕鯨団体の急先鋒ともいえるシー・シェパードと共に行動し彼らの活動に疑問を感じ、現在は捕鯨の歴史や正当性を伝えるべく活動しているオーストラリア人がいます。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140412/wlf14041222480037-n1.htm

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Posted by 木霊 at 09:49Comments(0)伝統・文化

2014年09月01日

一日も早い帰国を!

北朝鮮による拉致被害者の帰国がなかなか進みません。
そんな中、拉致被害者の一日も早い救出を願った曲が発売されます。
平和を願う歌とかは沢山ありますが、拉致に関する楽曲は聞いたことない気が・・・。
とても良い曲なのでお勧めです。9月24日発売だそうです。
オリコンベストテン入りして、拉致問題の啓発を目指しているのでご協力いただけると幸いです。



山口采希
山口采希(やまぐちあやき)さんは、まだ20代に入ったばかりの女性シンガーですが、教育勅語の内容をわかり易く歌っている 「大切な宝物」や、自衛隊への感謝の曲 「ありがとう、じえいたいさん」 といったオリジナル曲と戦時歌謡でライブ活動をしている方です。


北朝鮮による拉致被害者の救出については、多くの方に共感を頂けるかと思いますが、祖国に帰ってくることが叶わない方々が他にもたくさんいます。
戦争で異国の地に斃れ、いまだ遺骨が彼地に残された多くの同胞です。

先の大戦(日本政府の決めた正式名称は大東亜戦争です)についてはいろいろとご意見があるとは思いますが、いずれにしても戦地に斃れ戦後70年を前にしても祖国に帰ることのできない方々の帰国に反対する人はいないと信じます。
とはいえ現実には、遺骨収集にはいろいろとご意見もあるやに聞いています。

ちなみにどれくらいの遺骨が未帰国なのか、また遺骨収集について今後どのような動きがあるのか、今月の社報「靖國」に纏められていましたので抜粋して転載します。

厚生労働省の資料によると、海外には未だ約百十三万柱の遺骨が祖国に還ることなく残されており、そのうちの約六十万柱は収容が可能という。自民党は遺骨収集を「国の責務」と明記した新法案を今秋の臨時国会に提出する方針を固め、来年度からの十年間を「集中取り組み期間」に位置付けて遺骨収集事業を促進するとの報道もあった。「一柱でも多くの御遺骨を祖国日本へ」との同胞の願いがこれによって大きく前進することだろう。
社報「靖國」平成26年9月号より


まだ60万柱、つまり60万人が帰国の見込みがあるのに帰国できていないということです。
時間が経過すると遺骨収集が困難になるという問題があるそうです。
骨が風化するという物理的なことではなく、その戦地の様子を知る人がいなくなってしまうということです。
遺骨はやみくもに探しても見つかるものではなく、やはりその場所でどういう戦闘が行われていて、日本軍は日本人はどこに逃げていたのか、どこで敵兵に斃されたのかが詳細にわかれば、御遺骨に巡り合えるそうです。
残念ながら、私は遺骨収集に携わったことがありませんので全て伝聞ですが・・・。

そういう意味では残された時間は非常に短い作業と言えます。
戦争を知る人たちがいなくなった後は、ローラー作戦的に遺骨収集作業をすることになるのでしょうか・・・。
それでは労力も費用も莫大にかかってしまいます。
それでも、これは邦人救出の作業として必要なことだと思います。

今秋の臨時国会でどのような結論が出されるのか、注目したいと思います。