2015年05月31日
紀土と瀧澤
昨日は消防団の総会でした。
総会と云っても所属する分団のではなく、班のですから小規模なものです。
お店は新留丁にある花綴という 豚しゃぶ のお店。
二種類のスープが入ったお鍋が出てきたので、二つの味を楽しむことができました。
班長と私は途中でビールから日本酒に飲み物を変更。
紀土(和歌山県海南市:平和酒造) と 瀧澤(長野県上田市:信州銘醸株式会社) を味わいました。

紀土は何度か飲んだことがありますが、見たことの無いラベルだったので女将さんに尋ねると、夏季限定のものだそうで、ラベルには「夏ノ疾風」と書かれていました。相変わらず癖の無い飲みやすい味で、夏の暑い中でも切れの良い飲み口で楽しめると感じました。
瀧澤は純米吟醸。少々重たい飲み口でしたが大吟醸ではないので、それほどベタッとはしておらず、比較的夏向きに感じました。
個人的には 紀土(夏ノ疾風) よりもこちらの方が好みでした。
総会と云っても所属する分団のではなく、班のですから小規模なものです。
お店は新留丁にある花綴という 豚しゃぶ のお店。
二種類のスープが入ったお鍋が出てきたので、二つの味を楽しむことができました。
班長と私は途中でビールから日本酒に飲み物を変更。
紀土(和歌山県海南市:平和酒造) と 瀧澤(長野県上田市:信州銘醸株式会社) を味わいました。


瀧澤は純米吟醸。少々重たい飲み口でしたが大吟醸ではないので、それほどベタッとはしておらず、比較的夏向きに感じました。
個人的には 紀土(夏ノ疾風) よりもこちらの方が好みでした。
2015年05月25日
刑法188条
刑法の第24章は「礼拝所及び墳墓に関する罪」が収められています(第188条~第192条)
そして冒頭の第188条は次の様に定められています。
(礼拝所不敬及び説教等妨害)
第188条 神祠、仏堂、墓所その他の礼拝所に対し、公然と不敬な行為をした者は、六月以下の懲役若しくは禁錮又は十万円以下の罰金に処する。
2 説教、礼拝又は葬式を妨害した者は、一年以下の懲役若しくは禁錮又は十万円以下の罰金に処する。
先日発生した、善光寺での法要に際し参進の列に小型無人飛行機ドローンが墜落した事件は、この刑法の範疇には入りません。
第1項に不敬行為の対象として 「神祠、仏堂、墓所その他の礼拝所」 と記されており、法要のための参進の列は含まれないからです。
一方、拝礼施設などに油のような液体を撒き散らしてゆく事件が頻発しましたが、こちらは汚損させた施設によってはこの条文が適用されるのではないでしょうか。油などを撒き散らす現場が目撃されていなくても、その結果として公然と汚損されている状況は該当すると考えられるからです。
刑法は明治四十年に定められて以降都度都度改正がなされているようですが、そんな昔からこういった条文が規定されていたことに驚くと同時に、この条文による刑事罰というのは極めて少ないようで判例もほとんどない様子だというのは、ある意味日本人らしいなとも思ったりします。
しかし、近年の靖國神社境内における一部の人たちの行為については、この刑法が適用できないのだろうかと思うことがしばしばです。
今年は終戦70年と云う節目の年。いい加減、御霊安かれと祈ることのできる例大祭や終戦の日を取り戻したいものです。
そして冒頭の第188条は次の様に定められています。
(礼拝所不敬及び説教等妨害)
第188条 神祠、仏堂、墓所その他の礼拝所に対し、公然と不敬な行為をした者は、六月以下の懲役若しくは禁錮又は十万円以下の罰金に処する。
2 説教、礼拝又は葬式を妨害した者は、一年以下の懲役若しくは禁錮又は十万円以下の罰金に処する。
先日発生した、善光寺での法要に際し参進の列に小型無人飛行機ドローンが墜落した事件は、この刑法の範疇には入りません。
第1項に不敬行為の対象として 「神祠、仏堂、墓所その他の礼拝所」 と記されており、法要のための参進の列は含まれないからです。
一方、拝礼施設などに油のような液体を撒き散らしてゆく事件が頻発しましたが、こちらは汚損させた施設によってはこの条文が適用されるのではないでしょうか。油などを撒き散らす現場が目撃されていなくても、その結果として公然と汚損されている状況は該当すると考えられるからです。
刑法は明治四十年に定められて以降都度都度改正がなされているようですが、そんな昔からこういった条文が規定されていたことに驚くと同時に、この条文による刑事罰というのは極めて少ないようで判例もほとんどない様子だというのは、ある意味日本人らしいなとも思ったりします。
しかし、近年の靖國神社境内における一部の人たちの行為については、この刑法が適用できないのだろうかと思うことがしばしばです。
今年は終戦70年と云う節目の年。いい加減、御霊安かれと祈ることのできる例大祭や終戦の日を取り戻したいものです。
2015年05月15日
子育ては損・・・ (@_@。
衝撃的なタイトルですが、決して私の考えではありません。
むしろこの見出しを見て 怒り を覚えるほどの違和感を感じました。
さて、「子育ては損」という言葉は、新聞の折込紙の子育て情報発信コーナーに記されていました。
子供向け書籍紹介の一部分ですが、以下に引用します。
この文章は絵本編集者の なりきよ ようこ さんが書かれたものです。
平成12年というと今から15年前。AERAの影響で「子育ては損」と考える親に育てられた子供も高校生になっています。
近い将来、そうやって育ってきた子供たちも親になって行く時代になりました。
一体、「子育ては損」などという発想はどこから出てくるのでしょうか。
出版社の感覚が疑われます。
勿論、子育ては楽なことではありません。ずっと仕事の方が楽なこともあるでしょう。
しかし、苦労を大きく凌ぐ喜び・楽しみがあるのも事実。損得を考えること自体おかしなことですし、強いて言うのであれば将来的に ”得” でしかないですね。
むしろこの見出しを見て 怒り を覚えるほどの違和感を感じました。
さて、「子育ては損」という言葉は、新聞の折込紙の子育て情報発信コーナーに記されていました。
子供向け書籍紹介の一部分ですが、以下に引用します。
”子育ては損か?” というタイトルが『AERA』(『子育ては損か?読者2118人のメール』朝日新聞社刊)の表紙に踊った平成12年12月、私は国公立幼稚園園長会の仕事をしていました。
子供たちに愛を注ぎ、教育熱心な先生方に混じって研究会や講演会に参加していたのですが、ある会議の席上にこの週刊誌を持参しました。「子育てを損得で!」会長はタイトルを見るなり黙ってしまい他の園長先生も凍りつきました。
それから15年、今では「子育ては損だ」という声が普通に聞かれます。2歳の女の子がいる仕事仲間は、「どんなに忙しくても仕事の方がマシ。自分の思い通りになる」と、いかにご主人が非協力的かを披露しながら愚痴ります。けれど、「産まなければよかった」とはならないのは、大変だけれど子育てをおもしろがっているからでしょう。
自分のおなかから産まれた生き物が日々成長し、人間らしくなっていく姿を見ることはおもしろいものです。そして子どもを持つということは、子ども時代を二度生きることではないかと思います。子どもと一緒に、笑い、泣き、遊ぶのです。
(後略)
リビング和歌山 平成27年5月9日号
この文章は絵本編集者の なりきよ ようこ さんが書かれたものです。
平成12年というと今から15年前。AERAの影響で「子育ては損」と考える親に育てられた子供も高校生になっています。
近い将来、そうやって育ってきた子供たちも親になって行く時代になりました。
一体、「子育ては損」などという発想はどこから出てくるのでしょうか。
出版社の感覚が疑われます。
勿論、子育ては楽なことではありません。ずっと仕事の方が楽なこともあるでしょう。
しかし、苦労を大きく凌ぐ喜び・楽しみがあるのも事実。損得を考えること自体おかしなことですし、強いて言うのであれば将来的に ”得” でしかないですね。
2015年05月12日
ドローン
このブログ、今年初投稿になります。随分と放置しておりました(汗
先日、ドローンと呼ばれる小型無人航空機が首相官邸屋上に着陸していた事件が発覚し、大きく話題になりました。
この事件によりドローンの認知が高まると同時に、その取扱などについて真剣に検討される風潮になっています。
そんな最中、こんな記事がありました。例によって『神社新報』からです。
この記事を読んで、皆さんどのようにお感じになられますでしょうか。
私は学生時代のアルバイト先でヘリコプターに乗って空撮を依頼されたことがあり、伊勢志摩の何箇所かを撮影したことがあります。
この時、ヘリコプターは神宮の真上は飛びませんでした。パイロットが 「お伊勢さんの真上は飛べませんから」 と言っていたように記憶しています。
神社仏閣の建物に油をかけたり、本殿や本堂の真上に回りこんだり・・・。
日本人の礼節の意識も変容してしまったということでしょうか・・・。
先日、ドローンと呼ばれる小型無人航空機が首相官邸屋上に着陸していた事件が発覚し、大きく話題になりました。
この事件によりドローンの認知が高まると同時に、その取扱などについて真剣に検討される風潮になっています。
そんな最中、こんな記事がありました。例によって『神社新報』からです。
▼御杣始祭で伐採された御神木は木曽を送り出され伊勢へ・・・。記者が取材に赴いたのは十年前、平成十七年六月のこと。お木曳車は木遣り歌とともに麓へと降りていった。その途次のこと、道に陸橋が架かってゐたのだが、奉曳の列が近づくと、世話人らしき人が橋の上に先回りしてゐる。そして見物人たちにかう告げてゐた。「御神木が通過するときは、失礼になりますから、上を空けてください。」▼そんなことを思ひだしたのも、先日の「首相官邸にドローン」のニュースをみたからだ。無論、犯罪に使用するのはもっての外だが、空中から撮影できるとあれば、普段とは違った絵を撮らうと思ふ人がゐるのも想像に難くない。▼御社殿の写真を撮る時、俯瞰的な写真は社殿構成がわかりやすいのだが、あまり御社殿の上にいってしまっては不敬にもなる。そんなことを考へてゐたら、祭礼で山車の近くを飛行するドローンが目撃された、との報道もあった。▼若い世代でも「上から目線」といった言葉は用ゐるが、意味するところは「偉さう」どまりのやうにも感じられる。この時代、礼を失する行為、といふ観点を改めて考え直すことも必要ではなからうか。
「神社新報」第3258号 平成27年5月11日付
この記事を読んで、皆さんどのようにお感じになられますでしょうか。
私は学生時代のアルバイト先でヘリコプターに乗って空撮を依頼されたことがあり、伊勢志摩の何箇所かを撮影したことがあります。
この時、ヘリコプターは神宮の真上は飛びませんでした。パイロットが 「お伊勢さんの真上は飛べませんから」 と言っていたように記憶しています。
神社仏閣の建物に油をかけたり、本殿や本堂の真上に回りこんだり・・・。
日本人の礼節の意識も変容してしまったということでしょうか・・・。