2019年02月05日

「即位の礼・大嘗祭」斎行差し止め請求訴訟

昨年12月に東京地方裁判所に提訴された、件の訴訟の主張は「納税者基本権」を軸にしていると、ある記事で読みました。

「納税者基本権」とは「納税者は自己の納付した租税が憲法の法規範原則にしたがってのみ納税義務を負うという主観的な利益あるいは権利を有する」という考えだそうです。

そんな視点から反対できるのであれば、納得できない国の支出に関する分の税金を払わなくて良いという理屈が成り立ってしまうのではなかろうかと、思ってしまいます。

当然のことながら、反論としては「納税者個人の意思と税金の使途は分けられるべき」ということが挙げられており、私もそう思います。

今年5月の御代替わり、そして秋の即位の礼と大嘗祭と進む中で、様々な意見が出てくるでしょうし、これらを止めさせようという動きもたくさん出てくると思います。
しかし、我が国の長い歴史と伝統の中で継承されてきた行事について、その意義と続けられてきた理由について今一度見つめ直し、考え直して、時代にあった、そして伝統の継承をなくさない方策を、政府や国会議員任せではなく、我々国民一人ひとりがしっかりと意識しなくてはならないと思います。