2014年09月05日

女性閣僚

第2次安倍晋三内閣が9月3日に内閣改造を行いました。
発足から改造せず同一閣僚で政権を維持してきた内閣は戦後最長(617日)だそうで、戦前も含めても(つまりわが国史上)2番目の長さだそうです。(最長は第2次山形有朋内閣の711日)

今回の内閣改造にいろいろと意見はあるようですが、大きな特徴の1つは女性閣僚の多さですね。
5名の女性閣僚は第1次小泉内閣と同数で史上最多だそうです。
個人的には、神道政治連盟推薦候補である山谷えり子参議院議員、有村治子参議院議員の両議院が入閣したのはうれしいことです。
勿論、地元であり和歌山県神社総代会会長の世耕弘成参議院議員が内閣官房副長官に留任したことも忘れてはなりません。

ところで、巷では数年前より男女平等だとして女性管理職が少ないのはおかしいという風潮がありました。
マスメディアの中にはこれらを煽る様相もありました。
管理職の内何名(または何%)を女性枠にするべきだという意見を述べられる方もあったと思います。
私個人としては、もちろん能力のある女性は然るべき役職に就くべきだと思っていますが、上記のような枠をつくるやり方には全く賛同できません。

少し話が横道にそれましたが、今回の女性議員の入閣についての報道を見ていて少し「あれっ?」と思うことがありました。
つまり、報道の中には必ずしも女性の入閣を歓迎していない風潮が強く感じたからです。

あるテレビ局では、街頭インタビューで
 ・女性閣僚が多いのはイメージづくりの人気取りだ
 ・ちゃんと仕事をしてくれるのか疑問
 ・子育てと両立できるのか
という意見を流していました。
これって、確か女性管理職の増やせと報道しているときには全てこれらに反論するコメンテーターを準備していたと思うのですが・・・。

街頭インタビューの様子を2~3名映像で流すことが多いですが、これって必ずしも全体意見の反映ではないですよね。
テレビ局的には市民の声として報道しているつもりなんでしょうが、結局のところどんな意見を流すかは編集側で選択するわけで・・・。
仮に3名の映像を流すとして、その3名が代表する意見がそれぞれ30%程度づつの意見であればある程度納得しますが、実は極少数意見の映像を流す場合もあると思います。しかし視聴者はその意見が少数意見だとは捉えませんよね。
このあたりがマスコミ報道の巧みなところかなと・・・。

女性閣僚云々とは少しずれますが

 ・閣僚の顔ぶれがあまり変わらなかった
という意見もありました。
18名中12名が交替したのにあまり変わらなかったのでしょうか?

 ・同じ人が長くやりすぎるのは良くない
という意見もありました。コロコロ変わる大臣の方が良いのでしょうか?第1次安倍内閣以後、猫の目のように変わった首相のあの時代が良かったということなんですかね?

マスメディアが世論を反映させて報道するのは必要なことだと思いますが、適度にバランスを持って行うことも必要ではないでしょうか?


入閣した5名の女性閣僚には、そういう厳しい声もあるようですが、どうかしっかりとご活躍頂いてはねのけてもらいたいものです。
あっ、もちろん男性閣僚にしっかりと仕事をしていただくのはいうまでもありません(笑  

2014年09月05日

デング熱

報道され始めた当初は テング(天狗)熱だと思っていました(恥
天狗のように顔が真っ赤になるのかなとか・・・。

それはさておき、デング熱ウィルスを持った蚊が生息しているということで、東京の代々木公園が閉鎖になりましたね。
デング熱は蚊を媒介として感染するそうですが、蚊はデング熱の影響を受けないそうです。
デング熱に感染した人間の血を吸うことで蚊の体内にデング熱ウィルスが入り込み、蚊の体内で繁殖するそうです。
そして蚊の唾液腺までウィルスが廻ってくると、別の人間の血を吸うときにデング熱ウィルスがその人間の体内に送り込まれ感染するという仕組みだそうです。

ウィルス感染した蚊が卵を産んだ場合、その幼虫がデング熱ウィルスを持っているのかは報道されないので判りません。
ウィルスのキャリアとなっている蚊の寿命は30~40日だそうです。

公園が閉鎖された経緯としては、園内の蚊の駆除を行ったが、その後園内のの蚊を捕獲してウィルス検査を行ったところ陽性の蚊が確認されたという実情があるようです。
ところでこの蚊を捕獲する様子がテレビなどで放送されていましたが、長袖長ズボンに軍手、首にはタオルを巻いていましたが顔はそのまま外に出ている状態でした。
捕虫網にはたくさんの蚊が捕獲されており、あの状態で(顔が)蚊に刺されるかもしれないという心配はなかったのだろうかと疑問を感じました。
事実、代々木公園に近いNHKでは、デングウィルスに感染した職員がいるという報道もありました。
また別のニュースでは、長袖長ズボンの上からでも蚊に刺されたという取材陣の話もありました。

危険だと報道する一方で、調査側や報道側がそこまで危機感を持っていないようにも見受けられ、なんかちょっとギャップを感じるのです。

いずれにしても、早く収束することを祈ります。  続きを読む