2012年09月09日

そのお金は一体どこから出てきているのか?

石原東京都知事が購入を表明・交渉していた尖閣諸島ですが、結局後から購入検討を開始した政府が最終的に購入したそうですね。

個人的には東京都が所有しようが国有地になろうが、日本国の領土として然るべき形で維持されるのであればどちらでもよいと思っています。
とはいえ、現政府では所有権は持っていても、然るべき形で維持してもらえるかには甚だ疑問もありますが・・・。

それはさておき、今回の購入費用について、東京都には約14億円もの費用が寄附で集まったそうですね。
都の予算から供出する算段で進めた話でしょうが、結局多くの方の賛同を得て、東京都が寄附の募集をしたわけでもなくこれだけの金額が集まってきたというのはすごいことです。
署名運動などで何万人分集まるよりも、それぞれが文字通り「身銭を切って」いるわけですから説得力も迫力も違いますね。
という訳で、東京都と所有者との交渉で15億円程度で進められていた話の大方が寄附金で賄える事になり、東京都の予算を圧迫しなくても済むような状況になっていました。

ところが最終的に、約20億円を提示してきた政府に所有者が売却することになったようですね。
土地売買の話ですから、売り手は少しでも高く売れるところに売りたいというのは分かります。
いろいろ別の考えもありますが、この点についてはとりあえず不問にします。
問題は政府が供出する20億円がいったいどこから出てくるのかということなんですね。

政府財源がないといって、消費税率引き上げの法案を可決しました。
一方で、国民だけに負担をかけるのではなく議員自らもということで進められていた、国会議員定数削減については未だ決まらずという状態です。
いずれにしてもまだまだ国家予算として不足と言う状況の中、この20億円という大金はどこからでてくるのでしょうか。

国会議員の給与から天引きでもして購入するのでしょうか?
それとも政府閣僚が割り勘定で購入するのでしょうか?
もしかして、前々首相がお小遣いから支払うのでしょうか?

一地方自治体よりも国家が所有しているほうが良いという考え方もあると思います。
私も、日本の国土として然るべき形で維持されるのでれば(つまり東京都が購入しても日本国が購入しても同じ状況で活用されるのであれば)国家が所有しているほうがよいと思います。

でも、一方はお金がない状況で自らの財布から支払わなくてはならない状況、もう一方は多くの方から賛同を得て自らの財布を痛めなくても大方支払が出来る状況であれば、果たしてどうだったのだろうかと。

しかも、お金がないと主張している側が、購入金額を釣り上げているのですから不思議としか言いようがありません。


思いつくままに記しましたので、事実関係などが少しおかしなところもあるかも知れませんがご容赦下さい。



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