2018年11月23日
新帝の大嘗祭
皇太子殿下が皇位就かれ、最初に行われる新嘗祭の日取りが決まったそうです。
御代最初の新嘗祭を現代では大嘗祭と呼びます。
古代は、現在にいう新嘗祭も大嘗祭と呼んでおり、特段の区別は無かったようです。
しかし律令が整備される中で、御代一度の大嘗祭は特別なものとして区別をするようになってゆきました。
そして「践祚大嘗祭(せんそだいじょうさい)」と呼ぶようになりました。
践祚(せんそ)というのは、新たに天皇の位に就くことを言います。
現在では「即位」という言い方をしますが、戦前まで「践祚」と「即位」は明確に区別がされていました。
天皇の位に就くことを「践祚」、そのことを広く世間に知らすことを「即位」と呼んでいました。
さて、今日11月23日は新嘗祭です。
新嘗祭(大嘗祭)の日取りは律令では11月下卯日と定められていました。
卯日が3回ある場合は中卯日に行うと注釈があります。
ところが明治6年に太陽暦を採用することになった際に、新嘗祭の日は11月23日と定めました。
これは明治6年の11月下卯日が23日だったからです。
こうして、以来11月23日が新嘗祭と定められて脈々と祭祀が行われてきました。
今上陛下が皇位に就かれて最初の新嘗祭、つまり大嘗祭も平成2年11月23日に斎行されました。
ところで、明年には天皇陛下が譲位され、皇太子殿下が皇位に就かれることとなっていますが、その大嘗祭の日程が発表になったそうです。
いつものことながら、削除対策に転載しています。
さて、記事によると明年の大嘗祭は11月14日から15日にかけてとなっています。
新嘗祭は明治の新暦採択の際に11月23日と定められました。
律令では11月下卯日(卯日が3回ある場合は中卯日)と定められていましたが、新暦採択の明治6年の11月下卯日が23日であったため、新暦採択にあわせて新嘗祭は11月23日と定めたようです。
今上陛下の大嘗祭は平成2年11月22日から23日にかけて斎行されました。
昭和天皇の大嘗祭は昭和3年11月14日から15日、大正天皇の大嘗祭は大正4年11月14日から15日となっています。
つまり、大嘗祭に関しては必ずしも11月23日には行われていません。
もう少し詳しく見てみましょう。
明年の大嘗祭が斎行される11月14日は乙卯で中卯日。
今上陛下の大嘗祭が斎行された平成2年11月22日は辛卯で下卯日(卯日は2回)。
昭和天皇の大嘗祭が斎行された昭和3年11月14日は戊午。
大正天皇の大嘗祭が斎行された大正4年11月14日は乙酉。
つまり、平成以降は律令に記される下卯日に大嘗祭を行う様になっています。これは偶然なのか、そうでは無いのか、そこまでは定かではありませんが・・・。
御代最初の新嘗祭を現代では大嘗祭と呼びます。
古代は、現在にいう新嘗祭も大嘗祭と呼んでおり、特段の区別は無かったようです。
しかし律令が整備される中で、御代一度の大嘗祭は特別なものとして区別をするようになってゆきました。
そして「践祚大嘗祭(せんそだいじょうさい)」と呼ぶようになりました。
践祚(せんそ)というのは、新たに天皇の位に就くことを言います。
現在では「即位」という言い方をしますが、戦前まで「践祚」と「即位」は明確に区別がされていました。
天皇の位に就くことを「践祚」、そのことを広く世間に知らすことを「即位」と呼んでいました。
さて、今日11月23日は新嘗祭です。
新嘗祭(大嘗祭)の日取りは律令では11月下卯日と定められていました。
卯日が3回ある場合は中卯日に行うと注釈があります。
ところが明治6年に太陽暦を採用することになった際に、新嘗祭の日は11月23日と定めました。
これは明治6年の11月下卯日が23日だったからです。
こうして、以来11月23日が新嘗祭と定められて脈々と祭祀が行われてきました。
今上陛下が皇位に就かれて最初の新嘗祭、つまり大嘗祭も平成2年11月23日に斎行されました。
ところで、明年には天皇陛下が譲位され、皇太子殿下が皇位に就かれることとなっていますが、その大嘗祭の日程が発表になったそうです。
天皇陛下、23日に最後の新嘗祭
2018.11.22 15:20ライフ皇室
天皇陛下は23日、在位中最後の新嘗(にいなめ)祭に臨まれる。陛下自らその年に収穫された穀物を皇居・神嘉殿(しんかでん)に供えられる新嘗祭は最重要の宮中祭祀とされる。五穀豊穣(ごこくほうじょう)に感謝し、国家国民の幸せを願う祈りは、陛下の側で新嘗祭に臨まれてきた皇太子さまに受け継がれる。
新嘗祭は皇居・宮中三殿に隣接する神嘉殿で、同日午後6時から「夕(よい)の儀」が、同11時からは「暁(あかつき)の儀」が、同様の次第で2時間ずつ行われる。陛下は平成26年から暁の儀へのお出ましを控えているが、夕の儀は30分間に時間を短縮して続けてこられた。儀式には神前での御告文(おつげぶみ)の奏上や、新穀を神々と食べる直会(なおらい)という天皇しかできないご所作がある。
新嘗祭では男性皇族方も拝礼されるが、陛下と同じ殿上に上がられるのは皇太子さまのみ。皇太子さまは来年11月14~15日にかけ、即位後初の新嘗祭である「大嘗祭(だいじょうさい)」(大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀)に臨まれる。
いつものことながら、削除対策に転載しています。
さて、記事によると明年の大嘗祭は11月14日から15日にかけてとなっています。
新嘗祭は明治の新暦採択の際に11月23日と定められました。
律令では11月下卯日(卯日が3回ある場合は中卯日)と定められていましたが、新暦採択の明治6年の11月下卯日が23日であったため、新暦採択にあわせて新嘗祭は11月23日と定めたようです。
今上陛下の大嘗祭は平成2年11月22日から23日にかけて斎行されました。
昭和天皇の大嘗祭は昭和3年11月14日から15日、大正天皇の大嘗祭は大正4年11月14日から15日となっています。
つまり、大嘗祭に関しては必ずしも11月23日には行われていません。
もう少し詳しく見てみましょう。
明年の大嘗祭が斎行される11月14日は乙卯で中卯日。
今上陛下の大嘗祭が斎行された平成2年11月22日は辛卯で下卯日(卯日は2回)。
昭和天皇の大嘗祭が斎行された昭和3年11月14日は戊午。
大正天皇の大嘗祭が斎行された大正4年11月14日は乙酉。
つまり、平成以降は律令に記される下卯日に大嘗祭を行う様になっています。これは偶然なのか、そうでは無いのか、そこまでは定かではありませんが・・・。
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