2016年03月11日

半旗

年前の今日、東日本大震災が発生しました。
あの迫り来る津波の映像は本当に恐ろしかったのと同時に、どこか映画のシーンのように現実からかけ離れた出来事のように目に映りました。
しかし、翌日から報道される新聞などの惨状を見て、実際に起こった出来事なのだと・・・。

丁度、あの地震が発生した瞬間は、東京のテレビ局から電話がかかってきており、担当者と通話している最中でした。
先方から用事があって掛けてきた電話でしたが、途中で 「地震で揺れているので一旦切ります」 と云われ通話が終了しました。
私は和歌山にいながら、まさに地震の瞬間に ”立ち会っていた” のです。
そして、地震の規模はどの程度だろうとインターネットニュースを見たり、テレビの速報で流れないか見ましたが、すぐには情報が出てこなかったのを記憶しています。
そして、暫く後で流れてきたのが津波の映像でした・・・。
北の町は少しずつ復興してきているとはいえ、まだまだ震災の爪痕が強く残る土地がありますし、仮設住宅で生活されている方もいらっしゃいます。
何よりも、あの地震で起こった 人災、原子力発電所の事故により、故郷に変えることが出来ない方がたくさんいらっしゃいます。
そして、地震や津波の被害によって命を落とされた多くの方々・・・。

震災犠牲者を悼むために、国の機関を始め、多くの公的機関では、半旗を掲げて弔意を表しています。
しかし、意外と正しい半旗の掲げ方を知っている人は少ないのではないでしょうか。

というわけで、半旗(弔旗)の掲げ方を記しておきます。

まず、弔意を表す旗の掲げ方は半旗だけではありません。
弔旗と呼ばれる旗の掲げ方があります。

弔旗は、喪章を付けて掲げる旗のことを言いますが、喪章の付け方は、国などで異なります。
日本の場合は、旗竿の先を黒布で覆い、その下に旗の長さと同じ黒布を付け、その下に旗を掲揚します。

半旗は、もともと洋上では弔旗が認識しづらいとして用いられるようになった弔意を表す旗の掲揚方法ですが、現在では半旗が主流となり、半旗を掲げることが出来ない場合に弔旗を掲げるのが一般的なようです。

半旗は、文字通り旗竿の半分の位置に旗を掲げることだと思われがちですが、実はそうではありません。
旗竿の天辺から、掲げる旗の一辺の長さから旗竿の1/2 の位置の間に、旗を掲げます。
旗が下がりすぎている印象を避けるために、多くは旗1枚分から旗竿の1/3 程度の位置に旗が揚がっているように感じます。

そして、大切なことは旗の位置と同時に、旗の掲げ方です。
半旗を掲げる際は、一旦旗竿の一番上まで掲げ、そして半旗の位置まで降ろしてゆきます。
半旗を下ろす場合も、一旦旗竿の一番上まで掲げ直し、そして降ろします。
あくまで、旗の上げ下げは、旗竿の一番上にあるのが前提となっています。

半旗


今日は、所用で外出していましたが、電力会社には半旗が掲揚されていました。
上の写真がそれです。
この半旗、ちょっとしたすぎる気がします・・・。




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