2011年11月16日

神話って何だろう?

日供祭を奉仕して社務所に戻ると朱印帖を持った参拝者が待っておりました。朱印を押している間、七五三詣りの子供用に待合室に置いてある古事記の絵本などを読んで待っておられました。朱印帖をお渡しすると「神話ってなんなんでしょうね?」との質問。職員朝拝直前の時間だったので「民族の記憶ですね」と返答。
「でも、事実ではないですね」と言うので、「神話に記されている通りのことが1から10まで全て起こったのではないでしょうが、全部が荒唐無稽だと考えるのもマチガイ。我々の先祖のものの見方、捉え方、倫理観。後世に伝えるべき事実を集約・脚色したもの。」という主旨の返答をしました。
その方は「神様は確かにいらっしゃる」と思い神社を参拝されている方でしたので納得して、次の目的の神社へと出発されました。
神話とは何かを簡潔に説明できるだけのモノは持ち合わせていませんが、「神話を忘れた民族は例外なく滅んでいる」という英国の歴史学者A・J・トゥインビーの言葉を胸に刻んで、日本神話を知らない日本人に伝えてゆかなくてはいけないと思っています。

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この記事へのコメント
「事実」と「真実」は異なるというご意見をいただきました。
そして神話に記されていることは全て「真実」であるとも。

別の方からその分り易い例も教えていただきましたから記しておきます。
==#==#==#==
例えば、特攻で散華された若人の御両親が遺骨も残らない中で、息子が最後に飛び立った飛行場跡に立ち寄り、その滑走路跡の石を一つ拾って帰られた。
事実で言えば、それはただの石で、科学的には安山岩であったり石英が何%ということになり、それが事実だが、その御両親にとっての真実では、その石は息子そのものでさえあるのだと。
真実とは、そこに関わる人がいて、その人の心象によって決まってくる、心の中にこそ真実は有るのだと。
==#==#==#==
Posted by 木霊木霊 at 2011年11月16日 14:46
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