2015年12月17日
誤った参拝作法
ここ数年、神社仏閣に対する関心が高くなっているのか、神社参拝寺院参詣の手順等について記した出版やテレビなどの特集を盛んに目にします。
それ自体はとても良いことではありますが、時折「えっ?」と思うような説明もあり苦笑してしまいます。
そして中には「それは絶対に間違っている」という説明もあったりすのですが・・・。
最近、twitter でこんなつぶやきが話題になったそうです。
@nemuribi
「正月前にこれだけは言わせて…!毎年変なガイドさんが言ってらっしゃるけど、投げた御賽銭が注連縄に刺さると良いとか賽銭箱の前の神職まで届けば願いが叶うとか、ないです!御賽銭は賽銭箱へ。当たると涙出るレベルで痛いです。特に、烏帽子に当てると良いって言った奴、お前だけは許さん。」
「そんな馬鹿な!?」と思われた方もあるかもしれませんが、これって冗談ではないんです。
私も学生時代、神務実習先の神社でこの手の注意を受けました。
お正月はお賽銭がとても多いので、特に元日は日中にも何度か集纏しに行くのですが、その際に 「決して参拝者の方を向いて集めてはいけない」 と担当神職より注意がありました。
その理由がまさにこれで、「お賽銭が神職めがけて飛んでくるから気を付けて欲しい。特に眼鏡を掛けている人は、万が一の場合大変危険だから外すように。」 とのことでした。
誰が言い始めたのか知りませんが、とんでもない話です。
そもそも神様は清浄を好むとされておりますが、血というのも穢れの1つとされています。
平安時代の法律書の1種ともいえる 『延喜式』 の中には、忌詞(いみことば)というのが記されています。
神前で口にするのも憚られる言葉を、別の表現に言い換える訳ですが、その中に ”血” が入っており ”汗” と言い換えたようです。
神職に賽銭をあてて流血にでもなろうことなら、「良い」どころか「非常に悪い」ことです。
http://news.livedoor.com/article/detail/10961045/
そして、同様に注連縄や鳥居、社殿などに賽銭を埋め込むような行為も困ります。
あとは、ここでは触れられていませんが、「鳥居の笠木や抜き(いわゆる鳥居の横木)に石を投げて乗ると願い事が叶う」 などというのも俗説です。(中にはそういう信仰のある場所もあるかもしれませんが、基本的には誤りです)
http://togetter.com/li/913177
もう半月もすると新年です。
多くの方が初詣に行かれると思いますが、くれぐれもこれらの行為をすることの無いようにお願い致します。
それ自体はとても良いことではありますが、時折「えっ?」と思うような説明もあり苦笑してしまいます。
そして中には「それは絶対に間違っている」という説明もあったりすのですが・・・。
最近、twitter でこんなつぶやきが話題になったそうです。
@nemuribi
「正月前にこれだけは言わせて…!毎年変なガイドさんが言ってらっしゃるけど、投げた御賽銭が注連縄に刺さると良いとか賽銭箱の前の神職まで届けば願いが叶うとか、ないです!御賽銭は賽銭箱へ。当たると涙出るレベルで痛いです。特に、烏帽子に当てると良いって言った奴、お前だけは許さん。」
「そんな馬鹿な!?」と思われた方もあるかもしれませんが、これって冗談ではないんです。
私も学生時代、神務実習先の神社でこの手の注意を受けました。
お正月はお賽銭がとても多いので、特に元日は日中にも何度か集纏しに行くのですが、その際に 「決して参拝者の方を向いて集めてはいけない」 と担当神職より注意がありました。
その理由がまさにこれで、「お賽銭が神職めがけて飛んでくるから気を付けて欲しい。特に眼鏡を掛けている人は、万が一の場合大変危険だから外すように。」 とのことでした。
誰が言い始めたのか知りませんが、とんでもない話です。
そもそも神様は清浄を好むとされておりますが、血というのも穢れの1つとされています。
平安時代の法律書の1種ともいえる 『延喜式』 の中には、忌詞(いみことば)というのが記されています。
神前で口にするのも憚られる言葉を、別の表現に言い換える訳ですが、その中に ”血” が入っており ”汗” と言い換えたようです。
神職に賽銭をあてて流血にでもなろうことなら、「良い」どころか「非常に悪い」ことです。
http://news.livedoor.com/article/detail/10961045/
神職に御賽銭ぶつけさせるガイドに涙の訴え「お前だけは許さん」
2015年12月16日 16時9分 トピックニュース
11日、あるTwitterユーザーが、神社に来る一部ガイドの間違った説明について怒りを露わにし、話題を集めている。
プロフィールで「神職」に就いていると書いているこのユーザーは、「正月前にこれだけは言わせて…!」と、初詣の参拝客に呼びかけた。参拝客を連れてくるガイドのうち、「賽銭(さいせん)が注連縄(しめなわ)に刺さると良い」「賽銭箱の神職の前まで届くと願いが叶う」と説明する人物がいるが、それは間違いだと断言。改めて、「賽銭は賽銭箱へ」と案内した。そして、投げられた賽銭が「当たると涙が出る」ほど痛いと被害を訴えた。
このユーザーは、ガイドの中でも特に「烏帽子(えぼし)に当てると良い」と言っていた人物だけは「許さん」と怒りを露わにしている。烏帽子とは、神職がかぶっている袋のような帽子のことだ。
このツイートは、16日16時00分の時点で1万6000人以上にリツイートされ、4600件以上の「いいね」を集めるなど、ネット上で話題となっている。
そして、同様に注連縄や鳥居、社殿などに賽銭を埋め込むような行為も困ります。
あとは、ここでは触れられていませんが、「鳥居の笠木や抜き(いわゆる鳥居の横木)に石を投げて乗ると願い事が叶う」 などというのも俗説です。(中にはそういう信仰のある場所もあるかもしれませんが、基本的には誤りです)
http://togetter.com/li/913177
お賽銭問題、何度かニュースにもなっているのでいい加減「物を壊す・人を怪我させる」可能性のある行為について「して・させてはならない」との認識が広まって欲しいなと思う次第。写真は厳島神社の鳥居。小銭を差し込まれたところから柱が傷みます。
もう半月もすると新年です。
多くの方が初詣に行かれると思いますが、くれぐれもこれらの行為をすることの無いようにお願い致します。
Posted by 木霊 at 17:21│Comments(0)
│大きなつぶやき・・・
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