2015年07月06日

うつ病

現代社会はストレス社会などとも言われます。
そして「うつ病」などの精神性疾患が増えていると言います。

宮城県岩沼市に鎮座する 竹駒神社 の社報、「すいとく」 に興味深い記事が掲載されていましたので抜粋します。

 日本で増えているウツ病は発展途上国にはないらしい。先進国では「個人主義」が蔓延し、すべては自分の責任と考えるから、いちど失敗すると立ち上がりにくい。他方、発展途上国では目に見えない大きな存在の中で生かされていると考えるから、何か障害や災難を受けても神仏の意思であると肯定的に受け止めることが出来る。私たちも失ってしまった大きな存在を心に取り戻したい。
巻頭言「大きな存在を忘れた日本人」より抜粋 (宮城大学名誉教授・公認会計士 天明 茂)


この文章の前半には日本には昔から「お天道様」という言葉が使われていた。と記されています。
多分、今の若者に「お天道様」といっても、多くは理解しないのではないでしょうか。聞いたこともないかもしれません。

「先進国」と「個人主義」は必要十分条件ではありません。
先進国=個人主義ではないし、個人主義=先進国でもありません。
日本は先進国の仲間ではありますが、昔ながらの「お天道様」が見ているという精神を忘れずに、先進国として進んで行く道を歩みたいものです。