2013年11月19日

ASEAN諸国もアジアの一員です

安倍首相は精力的に外交されていますね。
しかしそのニュースを見ていて少し気になったことがあります。

例えばこのニュース。(例によって削除対策として原文転載しておきます)

<首相10カ国歴訪>ASEANで復権模索 中国をけん制

毎日新聞 11月17日(日)22時3分配信


<首相10カ国歴訪>ASEANで復権模索 中国をけん制

カンボジアのフン・セン首相(右)と握手する安倍晋三首相=プノンペンで2013年11月16日、AP

 【ビエンチャン吉永康朗】安倍晋三首相は17日のラオス訪問で、東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟する全10カ国の歴訪を終えた。首相就任1年足らずで加盟各国の訪問を急いだのは、同地域で影響力を増す中国に対抗し、日本の存在感を高めるのが狙いだ。安倍首相は一連の首脳会談で、経済と海洋安全保障の両面で協力関係を前進させ、中国を強くけん制した。

【安倍首相:長く厳しい1年】野田前首相の解散表明後を回顧

 「ASEANは経済再生に欠かせない友人で、アジアの海を自由にする重要なパートナーだ」

 首相は17日、ラオスの首都ビエンチャンでの記者会見で東南アジア各国との連携に意欲を強調した。首相は今年1月のベトナム訪問を皮切りに、ASEANへの接近を強めた。今回は臨時国会の最中、週末を利用して、カンボジア、ラオスを駆け足で行脚した。

 首相の積極外交には、強大な資金力により東南アジアで年々、存在感を高める中国への危機感がある。一方で、中国と南シナ海の領有権紛争を抱える一部の国には警戒感も台頭。中国に対する地域の複雑な視線を踏まえ、首相はASEAN歴訪で日本の復権を模索した。

 首相は各国の訪問で、日本の高い医療技術による「日本式医療」の海外展開を前面に打ち出した。民生分野が遅れたカンボジア、ラオス両国で保健医療分野での協力を深めたことに、政府関係者は「中国にはできない、日本独自の貢献策だ」と胸を張る。

 海洋安全保障の分野では、7月にフィリピンに巡視艇供与を決定。マレーシアとは海上保安機関の協力で合意するなど、海洋上の「法の支配」(首相)で足並みがそろいつつある。中国寄りのカンボジアとの共同声明では、海上航行の自由・安全確保を目指す「南シナ海行動規範」の早期策定を盛り込んだ。

 政府は12月に東京で開く日・ASEAN特別首脳会議で各国との連携を深め、海上航行などで中国に自制を呼びかけるシナリオを描く。ただ、アジア外交の柱となる中国、韓国との関係が冷え込む中、周辺諸国との交流ばかり目立つ状況だ。首相は17日の記者会見で中国との関係改善を問われ、「我が国の平和国家としての歩みは不変だ。世界の平和と安定に一層、積極的に貢献していく」と述べるにとどめた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131117-00000057-mai-pol
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