2011年07月16日

3月11日の皇居

平成23年3月11日に東日本題震災が発生しました。(発生当時は東北地方太平洋沖地震という名称で呼ばれています)
この日の皇居の様子について、宮崎神宮の社報『養正』に掲載されています。正確には読売新聞記事からの紹介ではあるのですが、いずれにしても皇室の国民に対するお気持ちを垣間見ることのできる貴重な記事でしたので紹介しておきたいと思います。


勤労奉仕エピソード
 宮城県有志の奉仕から始まった皇居勤労奉仕は、毎年途絶えることなく延べ百二十一万人の奉仕者を受け入れてきました。
 平成二十三年六月十二日付の『読売新聞』によりますと、東日本大震災が起きた三月十一日にも三重県の大学生や婦人会など五団体百四十七人の奉仕団員が訪れていたそうです。天皇皇后両陛下には、二団体五十五人の団員が帰れず皇居内の休憩所に泊まることをお聞きになられると、毛布や非常食の手配、更には団員の体調を案じられて侍医を派遣されたということです。
 また翌朝には皇后陛下が休憩所にお出ましになられて気づかわれ、体調を崩して宮内庁病院に入院した女子学生には病室にお見舞いなされたということです。
 君民一体を感じさせるエピソードです。