2011年03月28日

残念に感じたこと・・・

昨日(3月27日)に予定されていた、「第5回貴志川線祭り」 は 震災のことを考慮して中止(延期)になりました。
地震発生直後の役員会では、「開催して被災地に元気を届けたい」 「チャリティーイベントにしよう」 などの意見が多く、派手なパフォーマンスは自粛して開催する予定でした。
しかしその後発覚した 福島第一原子力発電所の事故 があまりにも大変なことであり、3月19日の貴志川線運営委員会では貴志川線の未来を”つくる”会などが中止の提案をし、中止(延期)が決定されたそうです。

開催まで1週間余りという時期での中止決定のため、その周知が充分に行き届くかという心配はありましたが、とにかく配布先のわかっているポスターには中止の旨を大きく重ね貼りし、また予定していたちらし配布・送付は取りやめるなど、できる限りの方法は取ったようです。

とはいえ、当日はやはりイベントが開催されるものだと思って、第一会場となっていた神社までやってくる親子連れの姿がちらほら見られました。
”つくる”会のメンバーなどが、中止(延期)のお知らせをするために要所要所に立ち事情を説明すると、さすがにあれだけの大災害ですのでほとんどの方が納得され帰られたようです。
神社にも、随分と電話での問い合わせがありました。

ここまでは良いのです。イベントを楽しみにされてお越しいただい方がいるので、中止となったのは 「残念」 ではありますが、これは タイトルにした 「残念に感じたこと・・・」 ではありません。
あの大災害ですから、私自身も 「中止は正解」 と思っています。


さて、ここからが本論の 「残念に感じたこと・・・」 です。
中止のお知らせをして下さったスタッフの方の話ですが、貴志川線祭の中止を知らずにやってきたある方が 随分とご立腹でお帰りになられたそうです。
震災のことを思い今回は延期させてもらった旨説明しても、「わざわざ来たのに・・・」と怒りの収まることがなかったとか・・・。
そんな方がいるのだと聞くだけでも、とても残念に感じました・・・。

戦後最大の災害といわれるこの震災に、日本国内が思いやる心を持って1つにならなくてはいけないと思うのに・・・。